草香北だんじりその2 10/5/3uo <TOPにもどる> 箔押し・組み立てなど仕上げへ 虹梁の彫りの部分だけに金箔を押します。 この画像は金箔を配り終え、余分を筆で払っているところ。 コントラストも美しく上がりました。 錺金具は6種類を新調、その他は補修後再鍍金としました。 例えばこちら、黒い二個は以前の垂木端金具。 ご覧のように大きくしかも細かい造りで新調しました。 棟木の両端の鬼がつくところは幾度の付け外しがあったのか、再度の固定が難しいとおもわれ、埋め木して対応しました。↓ 天辺の丸い棒の金具も新調です。 すっきりと塗りあがりました。 日本産黒漆蝋色塗り。 垂木端は金具をきれいに配置・釘打ちすることですっきりと並ぶように心がけました。 屋根仕上がり全体像。 水切り下面を鮮やかな朱漆塗りとし破風・丸桁を金箔仕上げ。梁は黒漆で引き締めます。 提灯吊りの金具を取り付けています。 同じく日本産黒漆蝋色塗りの平桁も下面は朱漆塗り。上品に、少し派手に。 獅子端・枡・肘木(木鼻)も輝いています。 狭間(欄間)彫刻も漆塗箔彩色仕上げ。 彩色は、金箔で単調になるのを防ぐ程度に花や雲を全体のバランスを見ながら部分部分に配しました。 お納め 平成二十二年四月十八日、9:52。 快晴の明石大橋。 屋根は別体で運びました。 無事柱の上に載せ、村の方が蒲団部分等、組み立てを始められました。 完成、御祓い
後日飾り付けを外されたあとの一枚とで、あらためて漆塗り施工前後をご覧ください。
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