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8:38
妻鹿屋台蔵横、観音さんの縁側。
9時練りだしを待っています職人衆。左から大工方・木下さんの二名、わが父、金具の川村さんの三名。
ちなみに帽子の後藤氏は毎年東山についていらっしゃいますが、ご存知のとおり今年は年番で本宮に屋台が出ないため妻鹿の出立ちを見に来られていました。
五年ほど前までは本宮終了後にこの場所で、大きな鍋でつくられる名物の味噌汁がふるまわれていました。日も暮れ肌寒くなり、ええ祭りやったなぁ、などと談笑しながらすする味噌汁は格別なものでした。
今となっては懐かしいです。 |
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8:51
観音さん前。
さあいよいよ時間が迫ってきました。総代松下さんよりご挨拶です。順延の甲斐あり、好天に恵まれ自ずと気分が高まってきます。
妻鹿の御蔵横(観音さん前)は砂場で、良い練り場のようになっています。胴付の衝撃もやわらぎます。
前日に屋根を磨きに各村をまわるのですが、屋台蔵に一番人が集まってらっしゃるのが妻鹿です。
この、御蔵・観音さん・砂場・昔ながらの細い路地の調和が自然と人を誘うのでしょうか。 |
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9:06
御蔵を出発し東へ。
出立ちに集まる人出も大変なものです。自分の村の出立ちをほっといて見に来られる方もいらっしゃるようです。
写っているはしごは私どもが持つ役目です。竹に白いさらしが巻かれています。
七村で竹のはしごは妻鹿と松原だけだったとおもいます。アルミのはしごが多い中、重い露盤彫刻を上げ下げするのに頼りないように感じますが、逆に竹は適当にしなって反動がつき、私自身は上りやすくおもいます。
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9:19
広畠前通過。
広畠練り場正面で一旦とまり、ヤーサ(たいこのみ)です。
この時点ですでに国道とは思えない様相ですね。
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