05年、灘のけんか祭り帯同記 その2



 11:57
 楼門を出た妻鹿屋台。

 露盤をかぶったわたしは擬宝珠・はしごとともに屋台より先に門を出ておきます。
その後「ハーンジョハンジョィ!」の掛け声で屋台が門をくぐり
本棒が出きってからさらにすこし進んで止まります。
完全に止まったのを見極めてからはしごをかけます。一度止まってからまだ動くことがあるからです。

 妻鹿の露盤は胴突きで飛ばないように前後二本のナットでやんわり固定するようになっています。ちなみに約29キロ。
枝の付けかたにも工夫をしています。また擬宝珠の芯木は樫で、緩衝材も挟んでいます。

12:12
 宮を出て小学校前。
傷みを点検します。露盤彫刻の枝など必要なところには針金で応急修理します。
この写真では総才の金具が折れていますね。各所に緩衝材が入っていてもこうです。
やはり胴突きの衝撃は凄まじいものがあるようです。
 12:45
 拝殿前。(別カメラ)

 この時間私はお旅所(広畠)に向かっています。平成17年度の年番は東山でした。

14:28
広畠。
松原の露払いだんじり(日本の音風景百選)・三基の神輿が山に登っていき、そして各屋台の登場です。
左から新調松原屋台・中村・木場です。
山頂での作業のために山を登りかけたとき振り向いて、近距離からの撮影です。
 15:01
 広畠(別カメラ)。
 中村・妻鹿・宇佐崎の三台練り。
棟の形の違いが良く分かります。
松原が白木の今、昇り総才金具がいわゆる総打ちなのは宇佐崎唯一です。
 15:02
 (別カメラ)。

 このころわたしはもう山頂です。
広畠には「練り」の八家が上がってきています。
伊達綱が激しく踊ります。
ヨーーーイヤサーッ!
 15:04
 (別カメラ)。

 左上隅ご覧下さい。このシルエットは、、
アップにすると・・↓
 松岡修造さんですね、まちがいない。
この佇まい、熱い男のオーラが出ています。報道ステーションの取材で来られていました。

15:05
広畠(別カメラ)。
中村と妻鹿、練り合わせです。
平成15年度に塗らせていただいた中村屋台、さすがに艶やかさは正直です。

 さて次回が最終回となりますが、山頂から夜の部にかけてご紹介します。

つづく

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