黒檀は漆摺り上げとしました。いわゆる拭き漆です。 |
適度の艶がでるまで繰り返します
黒味が増した桝型。 |
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欠けているところ(左写真)は直します。 |
斗型は摺り上げですが肘木は塗箔することになりました。
堅地にて前面を盛り上げます。
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斗組み肘木の一隅分、八本。
彫刻部は黒檀の色を生かしました。 |
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←ケヤキの粧隅(正隅)彫刻は生地のままです。
組んでいきます。 |
井筒の平桁、天井の格子も堅地(漆による下地)仕上げです。
スプレーによるサーフェイサー等の下地ならあっという間に済みますが、隅も角も丸くなってしまいます。
天井の格子は面取りの部分もあり堅地での下地は大変に手間の要る工法です。
右写真→の左側、白っぽい灰色になっているところは研いだ後の部分です。
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四本柱・勾欄等のケヤキ部は木目を研ぎだしてから純国産透き漆を塗りました。
平桁上面は艶消し黒漆塗りです。
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漆はさわれるぐらいに乾いてからもどんどん堅くなります。締まり具合を見極めてから研ぎ出し、蝋色(磨き)の工程で仕上げです。 |