飾磨恵美酒ノ宮神輿 (5/18 作業途中写真追加up) いつの年代かわからないですが傷みの激しい神輿の修理です。隅々まで年季が入っていました。 完全分解し、塗り箔(うるし塗りなおし・金箔押し)です。 うちに搬入したときの写真。ぱっと見きれいですが、、 全般にわたってここまでの傷み具合。 経年変化ですべてが変色。角もぼろぼろ。 欠けたところを直したり、新たに作ったりします。 蕨手(わらびて)は根元からぽっきり。 ↓ 鉄の芯を入れて作り直します。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 台周りは再使用できない程の傷みだったので新調しました。 ・ ・ ↓ 下地完了後、塗りに入ります。 屋根の裏・垂木(たるき)は獅子頭と同じ本朱。組む前に金物を打つ様子。 蕨手(わらびて)と台周りの金物は傷みがはげしく使用不可のため新調。 それ以外は金メッキし直し。 屋根は完全につや消し状態でした。 → 左写真は作業前(DV)。右は完成写真(スチール)。屋台と同じ国産本漆蝋色(ろいろ)塗り。 隅瓔珞(すみようらく)、板瓔珞をつけるとどんどんきらびやかになります。 台車車輪作業前。 割れ目を木で埋めて、、↓ 神輿をのせる台車も修復塗りなおし。台車の軸は磨り減っていました。後輪で直径1.2mくらいでしょうか。 もちろん本棒も塗りなおしましたが、本棒は木自体がかなり古そうで強度が心配です。 神輿は松の木を使っているのかその大きさから想像するよりかなり重かったです。 <もどる> <店のTOPにもどる> |