湊神社(的形)福泊の屋台

 平成13年9月29日(土)、福泊の屋台の納入・入魂式がありました。
  



 朝一番に村の皆様がきてくださいました。

「都倉の屋台」のページでも触れましたがカニのマークの入ったはっぴが見えます。
漆に負けないおまじない、漆塗りがされた年はカニマーク。漆かぶれにはカニのすり汁が効くといわれているところからです。





 村の屋台蔵に到着。泥台に四本柱をたてて屋根をのせたあと屋台を傾けて下から太鼓を入れています。
またこのたび福泊神社の本殿は姫路市の重要有形文化財に指定されました。
    



 入魂式は一切金物をつけない状態で行われました。塗師屋にとってはうれしい光景でした。こういう姿を見るのはわたしもはじめてです。
 湊神社の祭りは10月13・14日(土・日)におこなわれます。宵宮の13日には擬宝珠(ぎぼし)・総才端(そうさいばな)・紋以外の金物をつけずに(!)練られると聞きました。
 これも是非みてみたいめずらしいものです。













    
 福泊屋台は垂木まで金箔を押しています。これはあまりない様式で、ほとんどの屋台は垂木の底の部分だけ押します。
右の写真は筆で金箔を押さえてる様子です。金箔は筆で塗るのではありません、念のため。

正隅(しょうすみ)の彫り物は白木のままです。
   



’02/4/14  写真追加
 福泊の方より昨年の祭り当日の写真を頂きました。宵宮の金物を付けていない屋台と本宮の艶姿です。

    





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