正直なお仏檀 法華宗 詳細画像(2011/7/29)    <店のTOPに戻る

昭和の名工、芦田利正師の狭間彫刻を傍らに置き彫り進めること三ヶ月。かつての技術が受け継がれました。
大木光師作。


 







白木の木地のまま活かしつつ、周辺の霞や岩を金粉溜めで加飾しました。



すっきりと塗り分けています。




二重格子天井。

漆による彩色。 貝細工も取り入れております。



普通入れないところまで細かく錺(かざり)金具を配しました。




須弥壇(しゅみだん)。

金箔の上に透き漆を塗ることで変化を付けています。
中の彫刻は狭間と同じく、白木を活かしています。



宮殿屋根。
黒漆と金箔のコントラストを考慮。瓦の正面の三つ巴紋もすべて錺金具。





組みあがり。

白木以外の彫刻は全て一度金箔を押してからの金粉溜め。現代では殆ど見られない技法です。
落ち着いた上品さを演出できます。




各段上面は全て蝋色(ろいろ)塗り。
また下檀の「竹」は初の試みとして沈金を取り入れました。





お納め。

扉中央、八双(はっそう)の金具がさりげなく目を惹きます。
朱赤漆蝋色塗りの経机も別注です。




戸裏はツヤ消し金箔施工。 金粉では出せない華やかさ。




障子の腰には「四君子」。すっきりと塗り上げた黒漆の前にここも敢えて白木を残しています。
独自の上質感を造ることができました。




お仏具を置き、配線も完了の完成のようす。 大変お喜び頂けました。誠に有難うございました。





据付後の狭間彫刻の様子。



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