東釜屋屋台の経過

 御津町富嶋神社祭礼の東釜屋(ひがしかまや)の屋台です。
 2000年10月22日日曜日祭りのすぐあとにお預かりしました。


   


 

 さっそく分解していきます。
 

 
 勾欄(こうらん)をはずした状態。




 取り外された屋根の升組。


 
 屋根の升組に下地をつける作業。前から直接見える部分には下地を盛り上げます。



 漆塗り・金箔押し後の組み立ての様子。盛り上げた部分に光が反射します。


      
 泥台(どろだい)の螺鈿(らでん)研ぎ出し。中央の写真研ぎ出されたところとまだのところが分かりますか?
 右:見本。





      
 乾漆(かんしつ)塗り。勾欄の座面部分には乾漆塗りをしました。漆が乾いたものを粉末にし塗り面にまきます。
 右:見本。
 これをすると塗り面が非常に丈夫になります。また太鼓打ちの座るところなので滑りにくいという利点もあります。





      
 腰組の升が塗りあがり組みたて。かなりの部品点数。
ボルトをそれぞれもとの場所にもどします。このため全てのボルトに印を書いてます。


 ユニットごとに組んでいきます。


         











 脇棒受けの龍の彫り物がつけられた泥台。
 写真中央の金色の四角い木枠を脇棒受けの上に乗せ升組の土台とする。



   
 組んでいきます。














 完成。
 2001年5月3日祝日、納める朝を迎えます。完成編に続く。





<もどる>

<店のTOPにもどる>