ギャラリー'12     (→TOPページにもどる
 表紙に使った写真などをご紹介するページです。

ご応募ありがとうございました!(12/12/17のTOP、12/31に移動)
 
カレンダープレゼントに
多数のご応募を頂きましてありがとうございます。
当選の皆様には、来週までに発送させて頂きます。

皆様ご意見ご感想を下さいました。
感心下さっていたりとか
身に余ることも多く頂きましたが、
やはり一番多いのは更新が少ない!とのご意見。
恐縮です。

時間はつくるもの、と言いますが
本業に増して、歳を重ねるごとに
公私ともに役を受けることが少なくなく
正直大変です。

ですが、頼まれごとは試されごと。
どの場面も精一杯頑張ってまいります。
(もちろん本業は命を懸けて。)


右はその役の一つ、
娘の通う幼稚園の役員行事での一枚。
 

この土日、福井県・永平寺に卒園研修旅行の
引率で行ってきました。

曹洞宗の総本山の一つ。
その開祖、道元禅師のお墓にあたる
承陽殿という建物の彫刻・虹梁。

さすが、の造りでした。

職業柄つい目がそっちに。
ちなみに誰もココ写真なぞ
撮っていませんでした、。





12月31日
ことし最後のお納めでした。




吉田屋台お預かり(12/12/9のTOP、12/31に移動)

 

檜の良い香りがまた職場を占めます。
この日、福崎 吉田屋台をお預かりしました。

青年団の方が初めて当店にお越し下さってから
一年以上経ちます。

何度となくご説明や打ち合わせをさせて頂いて
この日を迎えました。

熱意は十分に伝えて頂き、
こちらも理解しているつもりです。
これから漆塗りのその仕事で
お返ししていきたいとおもっています。

雪の舞う真冬の一日でしたが
張りつめた空気に気持ちを澄み渡らせました。

吉田村の皆様、いまの精一杯で務めます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
   




須加屋台お預かり(12/11/19のTOP、12/5に移動)


11月10日の土曜日に
須加屋台をお預かり致しました。
これからまたじっくり時間をかけ、想いをこめて
漆塗りをさせて頂きます。


当店はご来店の際、前もって御連絡を頂かなくとも
まったく支障はございません。
ご覧に入れたくない作業が無いということです

本当にいつでもお越し下さいませ。

それでは長丁場になりますが、
須加の皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。




光背、漆塗箔(ぬりはく)(12/11/5のTOP、12/5に移動)

   
 7月末日にお預かりしておりました
お仏像の光背(白木)。
ようやく完成致しました。

漆塗りののち、
一号色金箔による箔押し。

細かい丁寧な彫りも
埋まることなく仕上げております。

 




坊勢屋台蔵お伺い(12/11/5のTOP、11/19に移動
播州の秋祭りが終わりました。

私どもにとって10月は漆磨きで各屋台蔵をお伺いする一カ月です。
ことしも新たに手入れのご依頼を賜ったこともあり、
延べ106台の屋台棟を磨かせて頂きました。

全てはええ祭りのために。
これからも精一杯務めさせて頂きます。

   
   
こちらの画像はその今年最終でお伺いした坊勢屋台です。
昭和58年に漆塗りをさせて頂いて
それ以来のお伺いをさせて頂きました。

父の当時の記憶を頼りに蔵に向かおうと思っていましたら
青年団の方が船の到着時刻に合わせて
お迎えに来て下さっていました。
船着場から確か南西に少し、
案内されたのは当時とは違う新しい御蔵でした。

屋台棟の漆の状態はと言うと
30年近い祭りで小傷等は見えるものの
毎年青年団の皆様で手入れされているとお聞きした通り、
比較的きれいな状態を保たれていました。

じっくり磨かせて頂き、
しっとりとしたツヤに戻すことが出来ました。

坊勢青年団の皆様、有難うございました。

お声掛け頂ければすぐに参上致します。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。




松原八幡宮秋季例大祭本宮(12/10/15のTOP、11/5に移動)




本番前の手入れで走り回る13日の早朝から本当に激しい三日間でした。

したことのない経験をいっぱいさせて頂きました。
それを、また次の砂川仏檀店に繋げます。

 
10/13
毎年、大塩・白浜の御蔵をお伺いする日です。

そのうちの一台東山屋台。




妻鹿屋台狭間彫刻塗箔彩色お納め(12/10/14のTOP、10/16に移動)







屋台蔵お伺い(12/10/5・7のTOP、10/14に移動)

10/7

一日飾磨の御蔵をお伺いしていました。
写真は今年漆塗りをしお納めさせて頂いた宮町屋台。


先日の完成式はあいにくの雨まじりでしたが、
その雨の痕もこっきり取り、磨き上げました。


透かしの多い錺(かざり)金具とされていました。
漆塗りは総蝋色(ろいろ)仕上げです。





10/5

さあ祭り月。

わたしども裏方で申しますと
村の方のお声掛け頂いて
各屋台蔵に屋根の漆磨きにお伺いしております。

しばらくは良い天気予報。
青空のもと輝きますように思いを込めて。

(八代東光寺町。上半分は磨いたあとです。)




狭間彫刻のリニューアル(9/29のTOP、10/5に移動)

 

狭間彫刻のリニューアルのご依頼を賜っておりました。

獅子




 
 

  総塗り替えではなく、

各面の”主役”のみ、漆を塗り直してのリニューアルでした。
(画像は下塗り)



 漆の上塗りののち金箔押し(ツヤ有り)。


 最後に彩色で仕上げました。



 
麒麟




 
残り二面は龍でした。


それぞれ色を分けて。







お納めが続きます(12/9/24のTOP、9/29に移動)


9/24
 
何と呼ぶのか、
巨大な木のオブジェの漆塗りが完成し
お納め致しました。

重すぎて本日は実際の場所には据えられず。
推定200kgはあろうかと思われます。
高さは170cm近くあります。

細やかに洗浄後、
一部しつこい黒ずみを漂白。
日本産の透き漆で
塗り上げました。


こんなふうに、調度品など
様々な漆塗りのご要望にも
お応え致します。

お気軽にお問い合わせくださいませ。


 
(作業前)






獅子頭もすべて仕上がり、
順次お納めさせて頂いております。







玉手屋台完成画像集(12/9/14のTOP、9/24に移動)





















宮町屋台お納め(12/9/1のTOP、9/14に移動)


(携帯電話で撮影) 
 
9月1日

姫路飾磨・浜の宮天満宮、
宮町屋台漆塗りが完成しお納め致しました。


( ISO640 1/28 F4 +1/3)






(ISO640 1/8 F4 -1)




別注お厨子(12/8/6のTOP、8/29に移動)


8月5日、
お厨子をお納め致しました。

ご実家にお仏檀があられ、
このたびの新しいお住まいに
手を合わせる場所が欲しい、
とのご相談に
こちらのカタチをご提案申し上げました。

高さ一尺六寸(約50センチ)ながら
そこは手造り。
すっきり程よい存在感で
お祀りすることが出来ました。

敷板も誂えで拵えました。

厨子本体と同じく
日本産黒漆蝋色塗りです。



 屋台漆塗りも大詰め。彫刻の箔押しが順次完了しております。





 別注お仏檀(12/7/20のTOP、8/6に移動)



 3月より製作を進めてまいりました、
浄土真宗西本願寺派のお仏檀。

 この日にお納めさせて頂きました。


 彫刻もこだわった部分の一つ。
木地を生かしながら漆を塗り分け、
金箔と金粉をその味わいを吟味し
仕上げました。


 もちろん全体に亘って
天然漆塗りです。





 技・職人展(12/7/4のTOP、7/20に移動)
 
 





当日の様子は
こちら


 
6/30・7/1の週末二日間、
姫路市立文学館で催された
「姫路ええやん 技・職人展」は
大盛況のうちに終わりました。

お越し下さいました本当に多くの皆様に
厚く御礼申し上げます。

ご来場数もさることながら、
職人体験コーナーで
楽しんでいた子供たちの笑顔が
なによりの収穫であり、
その中から将来の職人が生まれてくれたら
こんなに良いことはありません。

わたし自身にとっても
企画・交渉・準備・設営等等
とても良い経験が出来ました。
たくさんのご縁も頂戴しました。

ご協力賜りました皆様、
誠に有難うございました。





玉手正角彫刻と斗組(12/6/12のTOP、7/4に移動)


玉手屋台、正角・斗組。

彫刻は彫りを埋めてしまわ無いように
必要最低限の下地と塗り。

肘木・斗は前のツラを
堅地(かたじ)で盛り上げて砥石で整形、塗箔(ぬりはく)。

そして漆を使った箔押しで
すっきりハレやかにツヤを上げます。





宮町、露盤彫刻(12/6/2のTOP、6/12に移動)


漆塗りを進めております宮町屋台ですが
一足先に、露盤彫刻をお納めしました。

彫師 :津利義幸師
塗箔彩色:不詳

の露盤をリニューアルしました。


特に松葉など、埋まってしまっていた古い塗膜に刃を当て
彫り直したりしながら、

明るくはっきり。
銀色はプラチナ箔です。

金の色も生まれ変わりました。





玉手屋台進捗(12/5/24のTOP、6/2に移動)
 
   

玉手屋台。
ようやく漆の下塗りを迎えています。

左は昇り総才の地研ぎです。

角をシャープに保ち、
すっきりした造形に出来るのも
やはり堅地(かたじ)ならでは。

(堅地:漆による下地)



宮町屋台はさきに露盤彫刻の
塗箔修復が仕上がり、
屋根も下地が最終段階です。






春のお納め(12/5/1のTOP、5/24に移動)


高砂鍵町、龍露盤彫刻の
漆塗箔(うるしぬりはく)彩色修復が完成し
お納め申し上げました。

祭りはハレの日、輝く日。






漆の深み×錺りの煌めき=存在感

お厨子納入()

 


 4月30日
別注のお厨子が完成し
本日お納めしてまいりました。

シンプルな木地と漆と錺り、
それぞれが高めあうような
素敵な仕上がりになりました。

高さ一尺。
 





年度初めのご挨拶(12/4/2のTOP、4/19に移動)


年度初め、また気持ちが引き締まります。

日本は四季の国、
加えて節目節目を大切にする国。
自分次第でそれを良いきっかけにすることが出来ます。

森羅万象、躍動を始めようとする今、
日々少し無理をしているにもかかわらず
気力体力が充実、何かが漲っているのが自分でも分かります。
そんな今に感謝しております。


上は現在制作中(漆塗り中)のお厨子の錺金具。
各部のバランスは二度三度の折衝をもって整え、
このたびも素晴らしい仕上がりで造って頂きました。
中央の八双はわずか三寸(9cm)。
たつの市谷口秀作師の作。

下は宮町露盤彫刻。
直前の更新と同じく、漆塗箔(うるしぬりはく)修復依頼で、
そのまえに木地修正。
葉の底は彩色の痕ではありません。
シャープさを少しでも取り戻すため、
分厚い旧塗膜に一筋一筋、刃を入れていっています。


私どもはどの作業もコツコツ。
お納めの時少しでも喜んで頂けるように。
姿勢を変えず精進して参ります。

こちらの更新はままなりませんが
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。


   






年度初めからまた新たなお預かり、
今朝一番の便でした。

はるばる徳島から二つの獅子頭。







彫刻の漆塗り修理、その前に木地修復(12/3/22のTOP、4/2に移動)

と、iPhone vs 漆黒




日記ページでもご紹介した
高砂鍵町屋台露盤彫刻は、
漆 塗り箔彩色の修復のご依頼です。

漆塗り箔押しの前に木地を修復します。
欠けを一つひとつ。

現在漆の下塗りから上塗りに入っています。


 ちょっと較べてみました。
   
修理でお預かりしていた屋台棟は夢前(コウバ)にて作業を終えお納め致しました。



iPhoneBlackも漆黒の前ではもはやグレー。

日本産(浄法寺産)黒漆 蝋色(ろいろ)塗り。







お仏檀のお洗濯(12/3/12のTOP、3/22に移動



 浄土真宗大谷派仏檀、35年前にお納めさせて頂いたお仏檀です。
このたびお洗濯のご依頼を賜っておりました。
かねてからの作業が完了し、先週8日木曜日に
お納め致しました。

 修復(お洗濯)でも天然漆。

  カシュ―・ウレタンなど化学塗料は
 使用致しません。






お便り(12/3/8のTOP、3/22に移動


 3月8日
 
 岡山建部 福渡神楽の方から
メールを頂きました。

中国銀行の福渡支店に展示されているとのこと。
三台とも当店で修復させて頂いた獅子頭です。

 嬉しいお便り有難うございました。







宮町 斗組・正角彫刻(12/3/2のTOP、3/12に移動

飾磨 浜の宮・宮町屋台の正角彫刻ならびに斗組。
木地補修から下地、漆塗り、
いま金箔押しが完了しました。

こちらが作業前。

来るハレの日に向けて装いを重ねていっております。




厨子(12/2/26のTOP、3/2に移動)

 
平成22年お納め
 
このたびの厨子、木地完成 

厨子。
お祀りする一番シンプルな形。

過去造らせて頂いた厨子をHPでご覧になり
このたび新たにご注文を賜りました。

施主様はこの厨子(左画像)の
細かく繊細、丁寧な錺金具も気に入ったと仰せ下さいます。

 
  たつの市 谷口秀作師にお願いした逸品。
一回り小さな今回の厨子でどこまでのことが可能なのか
こちらとしましても楽しみです。




余分な虚飾を排し、
木地
漆塗り
錺金具、
それぞれの本質を追求した
ひとつのカタチ。




堅地(12/1/24のTOP、2/16に移動)
 



 飾磨浜の宮 宮町屋台は
ようやく木地拵え・刻苧・木固めなど
いわゆる"下地の下地"を終え、
堅地を重ねていく工程に入りました。

同時に屋台二台分と
修復でお預かりしているお仏檀に
堅地を重ねていく体制になったということで
今日は一気に10キロの堅地を練りました。
 

 堅地(かたじ)とは漆の漆による下地。
ウルシノキから夾雑物を除いただけの生漆(きうるし)と
数種の地の粉(じのこ)などを
練り合わせたものです。

漆塗りの仏檀すら珍しい昨今ですが、
全ての仏檀に下地まで堅地を用いるのは
全国的に見ても当店だけといっても
過言ではありません。

だからこそ成し得る魅力を
もっと分かりやすくするために。

日々研鑽を続けて参ります。




 平成二十四年元旦(12/1/1のTOP、1/14に移動)

     
いろんなことがある時代
どんなことも起こる時代

いろんなことをせず
今まで通りにまっすぐに

手 と
漆 と
馴染んだ道具で
今まで通りにまっすぐに

どんなことが起ころうと
己を見失わず己を信じる


本年も変わらぬご愛顧のほど
どうぞ宜しくお願い申し上げます。




辰 年




 謹んで新年のお慶びを申し上げます