漆塗り 屋台, 私信

祭り月が過ぎ

 

半年ぶりの更新です。

まずは御礼申し上げます。

祭礼関連の漆塗りにおきまして、今年度もおかげさまでたくさんのご依頼を頂戴致しました。

少しバタバタすることもありまして、ご迷惑をお掛けしたことも正直ございました。それでもなんとか無事11月を迎えることが出来ました。皆様には心から感謝申し上げます。

誠に有難うございました。

 

無事、ではなかったのが祭り。

コロナ騒動の影響で、神事を除き、本当にすべての祭礼の屋台巡行が中止になったと聞きます。私ども職人(裏方)にとってもさみしい10月でした。今はまだそうでもないですが12月になり、年の瀬を迎えるころ、あれ?、なんか心もとないな、ときっと感じるのだろうと思っています。

そんな、世界中の日常を変えてしまった新型コロナウィルスですが、個人的にはもう覚悟を決めないといけないのではないかと思っています。ですが、年齢や健康状態など、様々な方がおられる中そうも言いきれません。とにかく薬なりワクチンなり、また明白な弱毒化なり、皆が気持ちを明るく持てるようなきっかけを願うばかりです。

感染拡大に怯えながら自粛を長引かせると、祭りどころか経済が死に、生活がままなりません。どうか人類がまずはこの騒動を乗り越えられますように。

 

さて例年9月の終わりから始まる御蔵廻り(屋根漆磨き)は、近年は百数十台お伺いさせて頂いております。それが今年は五台。身体はゆっくりしたものの寂しい限りです。

その後、溜まってた事務仕事をこなす傍、祭りが終わったら掛かりますとお伝えしていた用事を順番にさせて頂いておりました。そのいくつかをご紹介。

こちらは人生初の執筆のご依頼。とある村が祭礼記録誌を編纂されるとのことで、漆塗りについて解説してほしいとのご要望でした。

ええ加減なことを書けないので丸三日を掛け、少し仔細に書かせてもらったので、どんどんボリュームが増してしまいました。写真も入れたこともあって最終的にA4サイズで17枚。
お役に立てますように。

 

こちらは漆についてのお話会。


15名ほどお見えになり、漆と祭りについて拙い話を聞いて頂きました。1時間半ほどでしたが、どうしても専門的な話にもなりますので、退屈されたりしなかったか心配です。

 

その他、PTA・消防・組合等各種活動・地元の祭り・お呼ばれ・職人の打ち上げetc、、

飛ぶように日々が過ぎていきます。もちろん仕事もしております。

 

半年のこのブログ放置は、本業に打ち込むあまり、パソコンを触る時間が全く持てなかった故。休み返上はもちろん、シーズン半ば以降は寝る時間を削って勤しんでおりました。

それも終わって今は平常運転になっています。

今後は、折に触れブログ更新もしていけたらなと思っています。
(いつものセリフ恐縮です、。)