先日の日曜日12月1日に、今年度のさいごの屋台屋根漆磨きが完了しました。
9月上旬から数えて延べ126台。
最後は、ことし初めて触らせて頂いた一宮嶋田屋台でした。
(9/29、初訪問時)
(12/1、仕舞い磨き完了)
お陰様で年々お声掛け頂くことが増えており、日時のご希望に沿えないことが多くなっております。基本的に、日にち固定でされている祭礼の屋台を優先させて頂いております。
何卒、ご理解の程宜しくお願い致します。
さて、沢山の屋台を見させて頂きますと、それぞれの屋台が吟味を重ね、趣向を凝らされていることを間近で実感致します。
本体構造・シルエット・各部バランス・各装飾等々、数々ある中で例えば幣額の固定方法ひとつとっても、いろんな工夫をされていらっしゃいます。
祭りでも覗き込めば見える部分なので差し支えないと思いますので、いくつかご紹介させて頂きます。
いちばんシンプルなネジ式。針金を巻き付けられると思われます。
引っ掛けるタイプ。市販の額掛けでしょうか。
同じ形態でサイズを誂えておられる手。
こちらは上部の固定にも金具を用いられています。
支えの木を差し込むタイプ。
同様で、よりしっかりした造り。それでもこの変形はどちらの屋台かお分かりになる方も多いかと。
飾磨 御幸さん。素晴らしくしっかりした造作をされています。
以上、ご参考になれば幸いです。
勝手に失礼致しました。