下の子の高校卒業式でした。
二年前の上の子の時は許されませんでしたが、こんかいは教室の傍で最後のホームルームを見ていいということで式のあと校舎の階段を上がりました。
担任先生のお言葉や、それらをじっと聞く卒業生たちの姿を見て感じ入りました。
先生の言葉のいくつが彼らの心に残るかは分かりませんが、日常より大きな意味があることは間違いないでしょう。
話す先生と聞く子供たちは今、真心で触れあっていると感じ、その様子を見て、
きょうに至るまでの二者の関係性にも思いが至りました。
教師という仕事は、真心で人をつくっている、と思いました。
ということは、もっと言うと時代(世)をつくっている、と言えるかもしれません。
そうだとすると尊い。まさに聖職です。
言葉の一つひとつは忘れたとしても、きょう動いた真心はいつまでも残りますように。
人生の一つの節目。若人たちに幸あれ。